2006年06月03日
知って得する豆知識 その③
近江は、京の「陰の台所」であった
「宇治のお茶」「伏見の酒」といえば全国的に有名な京ブランドであるが、これを支えていたのは「メイド・イン・近江」であった。
近江のお茶は、平安時代に最澄が唐より持ち帰り、比叡山麓の坂本の地に実を蒔いたのが始まりとの説がある。
京阪電鉄坂本駅の近くに「日吉茶園之碑」があり、地元の人は「ここが日本で最も古い茶園」であると思っているが、お茶に限らずこのような話は各地にあるので特定できない。
最澄は茶の実を甲賀の朝宮、岩谷山にも蒔いたと伝えられているが、近江朝宮茶の起源は空海説もあり、弘仁6年(815年)空海が近江紫香楽岩谷山(朝宮)に実を植えたのが最初とされている。
畿内の文化との関係を考えると、最澄や空海の両僧の影響が大である。現在も甲賀地区には茶畑が多く甲賀茶の大半は「宇治茶」の名の下に市場に流通している。
酒もまた同様に近江から京の伏見や、兵庫の灘のレッテルに貼り替えて市場に出回っているが、最近では地元の造り酒屋がそれぞれに地酒として販売され、消費者に人気がある。
こうしてみるときょうの寿司屋では、今でも近江米しか使わないという店もあり、京都の食文化を陰で支えてきたと言えるのではないでしょうか。
蕎麦にしてもしかりである。滋賀と岐阜の両県を分ける伊吹山麓が日本蕎麦の発祥地説があり、奈良時代に栽培が始まり、それが東日本に伝わったと言われている。
「伊吹蕎麦」は、明治時代に衰退したが、最近地元グループで伊吹蕎麦の復活の運動があるようだ。
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設計をしない一級建築士が住宅業界の非常識な常識に立ち向かう!
世の中にこんな仕事があるということをまずは知ってもらうためにがんばっております
家のカルテのGeo-design一級建築士事務所(株)
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「宇治のお茶」「伏見の酒」といえば全国的に有名な京ブランドであるが、これを支えていたのは「メイド・イン・近江」であった。
近江のお茶は、平安時代に最澄が唐より持ち帰り、比叡山麓の坂本の地に実を蒔いたのが始まりとの説がある。
京阪電鉄坂本駅の近くに「日吉茶園之碑」があり、地元の人は「ここが日本で最も古い茶園」であると思っているが、お茶に限らずこのような話は各地にあるので特定できない。
最澄は茶の実を甲賀の朝宮、岩谷山にも蒔いたと伝えられているが、近江朝宮茶の起源は空海説もあり、弘仁6年(815年)空海が近江紫香楽岩谷山(朝宮)に実を植えたのが最初とされている。
畿内の文化との関係を考えると、最澄や空海の両僧の影響が大である。現在も甲賀地区には茶畑が多く甲賀茶の大半は「宇治茶」の名の下に市場に流通している。
酒もまた同様に近江から京の伏見や、兵庫の灘のレッテルに貼り替えて市場に出回っているが、最近では地元の造り酒屋がそれぞれに地酒として販売され、消費者に人気がある。
こうしてみるときょうの寿司屋では、今でも近江米しか使わないという店もあり、京都の食文化を陰で支えてきたと言えるのではないでしょうか。
蕎麦にしてもしかりである。滋賀と岐阜の両県を分ける伊吹山麓が日本蕎麦の発祥地説があり、奈良時代に栽培が始まり、それが東日本に伝わったと言われている。
「伊吹蕎麦」は、明治時代に衰退したが、最近地元グループで伊吹蕎麦の復活の運動があるようだ。
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Posted by だっち at
07:20
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